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必ず押さえるべきプレスリリースの本文作成のポイント VOL.1 【記者に響く!プレスリリースの書き方シリーズ】


必ず押さえるべきプレスリリースの本文作成のポイント VOL.1 【記者に響く!プレスリリースの書き方シリーズ】

タイトルが完成したら、いよいよ本文です。当サイトのコンテンツでもプレスリリースの書き方を紹介しているので、ここでは具体例を交えよりわかりやすくお話したいと思います。

タイトルだけでは記事は書けません。タイトルは本文を読ませるためのフックです。本文まで読ませたらこっちのもの?とまでは言いませんが、取材にぐーんと近づきます。
そのためにも、タイトルに書いたことはさらに詳しく本文に書き、読み手が自然に文末まで到達するよう、整合性のとれたプレスリリースを意識して本文作成のポイント行ってみよー。

と、その前に以前ある記者の方々とプレスリリースについてお話した話・・・


しばたか

ところで、どのようなプレスリリースが良いプレスリリースだと思いますか?

記者A

面白くて理解するまで時間がかかるリリースより、時間をかけずに記事にできるリリースだね。1日に300~400本のプレスリリースが届いて、そこから12本ぐらい記事を書いてるからね。

しばたか

時間をかけずに記事にできるリリースというと?

記者B

つまり読みやすいプレスリリースってこと。逆に読む気になれないプレスリリースもあるよね。

しばたか

具体的にはどんなプレスリリースですか?

記者A

たまにあるのよ。用紙5枚ぐらいにびっしりテキストが書いてあって。あれじゃ読む気にならないね。まず文章の基本がなってない。しかも無駄に長いから言いたいことが分からないし、出だしに開発背景とか社長の熱い思いとかが書いてあるの。それよりも商品のことが知りたいっていうのに。

しばたか

確かにそれでは読む気にならないですね。あと他にありますか?

記者B

そうだなぁ。すごく商品がおもしろかったプレスリリースで発売日と価格が書いてなかったから電話したら1年前に出た製品だって・・・???ってなるよね。そんな昔の記事書けないでしょ?さすがに。時間が無いから記事書くためにいろいろと調べたくないのよ。それだけで時間取られるから。

しばたか

忙しいんですね。

記者B

うちの編集部って何人いるか知ってる?2人だよ2人、全然人入れてくれないしさ・・・どうしろっていうのさ・・・しかも夜遅くまで、こっちにも家庭があるのよ・・・それで土日も取材に出てくれって。どう思う?ブツブツ・・・


ちょっと話が愚痴っぽくなりましたが、話をまとめてみると、本文の書き方のポイントが見えてきます。

1.プレスリリースのベストな長さとは?

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よくプレスリリースの書き方で言われるのが、A4用紙1枚から2枚程度で書きましょうという説明。当サイトでもA4用紙1枚程度がベストとしています。

これはなぜか?

なぜなら記者は超多忙を極めるからです。超多忙な記者に何枚ものプレスリリースを送っても迷惑行為そのものです。ただ長ければ良いというものではありません。あなたは5枚ものプレスリリースを読む気になれますか?先ほどのお話でも出ましたが、プレスリリースを見ただけで記事が書けるプレスリリースが良いプレスリリースということ。

それでは、どうすればプレスリリースを見ただけで記事が書けるのか?それは情報の過不足がないことにつきます。つまり読み手に疑問点を抱かせないプレスリリースです。プレスリリースが長すぎると、いったい何を言いたいのかが分からなくなってしまいますし、短すぎると不足している情報を調べなくてはならず時間がかかってしまいます。毎回毎回分からない用語をネットで調べてとやっていたら何時間あっても時間が足りませんよね。このようなプレスリリースは、敬遠されることが多くボツネタへまっしぐらです。
それでは、具体的に見て行きましょう。

2.プレスリリースの構成と読みやすい文章とは?

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商品への思い入れが強いのは非常に分かるのですが、商品の新発売のプレスリリースなのに商品を開発した背景や思いなどから書き始めてあるプレスリリースをよく目にします。従業員の苦労話、苦労すればするほどその話を聞かせたい、広めたい気持ちはものすごくわかります。ただその前によく考えてみてください。まず言いたいことは何なのでしょうか。開発背景ですか?苦労話ですか?いや商品を発売開始したことですよね?そこを考えればおのずと何から書き始めればよいかわかるはずです。

プレスリリースを読んでいる方が、最後まで読んでくれるとは限りません。それならば、言いたいことを文章の初めに書き読ませることで、途中で読むのをやめても何が言いたいのかが分かるプレスリリースになると思いませんか?

次の文章を読んでみてください。言いたいことは何でしょうか?

私は、タバコが人へ与える影響に関して、アメリカやイギリスで発表された様々な文献では、タバコが人へ与える影響はそれほどないという意見もあり、タバコを吸わないことによりストレスを感じるぐらいであれば、喫煙した方が良い等の身体的側面以外でもさまざまな声があるが、タバコが直接的に癌へ影響を与えているのではないかと考えている。

おそらく言いたいことは分かると思います。しかし、1文1文が長く重複した表現があるため、非常に読みにくい文章になっています。また、日本語の文章は述語まで読まないと言いたいことが分かりません。下記のように修正するとどうでしょうか。

私は、タバコが直接的に癌へ影響を与えているのではないかと考えている。しかし、アメリカやイギリスで発表された様々な文献では、タバコが人へ与える影響はそれほどないという意見もあるようだ。また、タバコを吸わないことによりストレスを感じるぐらいであれば、喫煙した方が良い等の身体的側面以外でもさまざまな声がある。

そうです。1文1文を適切な長さに切り、文の重複を避け結論から書くことで、文章の趣旨が伝わりやすくなります。

3.読み手に疑問点を抱かせないプレスリリースってどういうもの?

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読み手に疑問点を抱かせないプレスリリースの文章とはどのようなものでしょうか。

次の文章を読んで、何か疑問点が出てきませんか?

スマホに対応したSFAシステム「みんなのSFA」を発売開始しました。

まず気になるのは、誰がということではないでしょうか。上記の文章には主語か欠落しているため、誰が発売開始したのかが分かりません。文章の基本は主語と述語の主従の関係を明確にするということ。つまり誰が何をしたということをはっきりさせることで、文章が分かりやすくなります。

●●株式会社は、スマホに対応したSFAシステム「みんなのSFA」を発売開始しました。

他に気になるところはありますか?そう!いつ発売開始したのかが分かりません。新聞の記事を見るとよくわかるのですが、必ず日にちが書いてありますよね。プレスリリースは記事のもととなるものですので、必ず日にちを入れるようにしてください。
あと気になるところは「SFA」でしょうか。SFAとは、Sales Force Automation(セールスフォースオートメーション)の略語で、営業支援システムのことです。営業職の方や業界の方ならわかりますが、携わっていない方には何のことだか分からないのではないでしょうか。それは記者の方も同じです。専門用語はなるべく使わずに、どうしても使用する場合は説明を付けましょう。
また、略語もNG。スマホはスマートフォンに変えた方が無難です。以上を踏まえると下記のような文章が出来上がりました。

●●株式会社は、スマートフォンに対応した営業支援システム「みんなのSFA」を、2014年5月29日に発売開始しました。

さらに、何をしている会社かが分かるように、会社名の前に修飾語を挿入し、会社の所在地と代表者名を記載します。これで1文を読んだだけで、ある程度概要を掴むことができるようになりました。

営業課題解決事業を手掛ける●●株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:○田○男)は、スマートフォンに対応した営業支援システム「みんなのSFA」を、2014年5月29日に発売開始しました。

配信元企業名を主語にし、

誰が【Who】
どこで【Where】
何を【What】
いつ【When】
どのように【How】

のかを示す結論(いわゆるリード文)から書きだすことで、プレスリリースの内容を端的に伝えることができます。
そして、次に商品の価格【How much】や仕様、理由【Why】等を挿入することで、読み手の疑問点はかなり少なくなることでしょう。プレスリリースの信用性を上げるために、具体的なデータ(リサーチ会社の調査データなど)を入れるのも効果的です。また、商品やサービスのプレスリリースの場合、パッケージやサービスの画像をプレスリリース内に挿入することで、視覚的に読み手にアピールすることができるため、画像は必ず入れていただきたいポイントです。

さて、今回はここまで。
次回は、必ず押さえるべきプレスリリースの本文作成のポイントVOL.2です。

お楽しみに!

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